英語の長文は接続詞も参考になる!

先日高校生の模試の結果を見ていると、

英語の長文問題で点数が取れていない人がいました。

確かに、高校生の長文問題ともなると、書いてある内容が複雑なこともありますし、

文法も、単語、熟語も難しいものが載っているので、正直難しいですよね!!

また、長文を早く正確に読まなければならず、集中力、根気強さもいりますからね。

ただ、模試の結果を持って来てくれた生徒の問題用紙を見てみると、とてもきれいなのです!!

「えっ、問題用紙がきれいなのはいいことなんじゃないの??」

「汚い字で書けということか!!」というご指摘がありそうですが、もちろん違います。

私が言いたいのは、キーワードや、接続詞、指示語(代名詞)に注目しているか!!ということです。

長文のテーマは何か、筆者が言いたいことが何かを理解するために、/ を入れたり、線を引いたり、テックを入れたりしているか!ということです。

事実そのようなことをしていない人ほど長文の正答率が低い傾向にあります。

また、訳しにくい文を理解するためには、

主語、動詞、目的語、補語、修飾語など、文構造を意識する必要があります。

それから、長文を読む際にthis, there, theyなどの指示語をそのまま訳すと、

高校生のややこしい文では少し内容をとらえるのが難しくなってしまいます。

そのため、内容がスムーズに入ってこないときには、

指示語が何を指すかを明らかにしながら訳すと、意外に内容がスッと入ってきます。

そして、今回お伝えしたいのが接続詞についてです!!

接続詞を意識していない人が多くいますが、接続詞も読解する上で重要です。

例えば以下のような文があったとします。

One way to help save a friendship in trouble is to keep in touch.

When we think a friend has done something that hurt our feelings,

our first response may be to cut off contact.

However, it may be better to swallow our pride and avoid doing that. (2017年センター 本試験)

という内容なのですが、問題は下線部の意味に近いものを選べというものでした。

選択肢は以下の通りです。

① 誰かに感謝する
② 自分の感情を抑える
③ 問題が起こることに気づく
④ 誰かに会うのをやめる

swallow our pride の「swallow」という単語の意味が分からなくても、前後関係から判断できます!

「When we think a friend has done something that hurt our feelings,

our first response may be to cut off contact. 」の部分を訳すことができればこの問題は解けたも同然です。

この文は「友達が私たちの気持ちを傷つけるようなことをしたと思ったとき、私たちは最初接触を断つだろう。」という意味です。

この文の直後に、「しかし」という意味を表す However があります。

そのため、前の文の内容の逆説なので「接触を断たないほうがいい」という内容が来ることが予想されます。

事実、その後ろに 「and avoid doing that」という文があります。

that は「接触を断つ」を指していると考えられるので、

「and avoid doing that」は「接触を断つことを避けろ」という意味だと分かります。

また、and という接続詞もあるので、swallow our pride は「接触を断つことを避けろ」という内容と同じ、または関連した内容が来ることが分かります。

よって、正解は②だと簡単に分かります。

今回の問題は比較的簡単な問題でしたが、接続詞を意識することによって難しくて解けないと思っているものも、意外と簡単に解くことが出来ます

是非参考にしてみてください!!

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