英語 長文のコツ part.3 ~中学生編~
先日の続きを更新致します。
先日同様、長いので予めご了承ください。
今回は、英文を読むことに慣れることについてです。
長文の学習をする上で、必要なのが長文を読むことに慣れることだと思っています。
なぜなら、長文を読むのが苦手!という子の多くが、
・そもそも英語が嫌い
・長文を読むのが正直面倒で、下線部近くしか読んでいない
・頑張って長文を読もうとしてはいるものの、読むのが遅く時間内に全部読むことができない
の3点が原因で苦手と思っているのではないでしょうか?
英語が嫌いな人の気持ちはよくわかります!
母国語ではない言語を学び、単語や熟語を覚えて、小難しい英文法を理解しなければならないのは大変ですよね!
ただ、だからといってそれが勉強しないでいいことの理由にはなりえません。
巷でよく言われる「英語を学ぶことで世界観が広がる」等のありふれた言葉はここでは言いません。
その代わりに、ここでは受験で点数を取ってほしい理由を述べておきます。
岡山県公立高校入試において、英語の平均点は平成28年~30年の間、5教科の中で1番低いのです。
また、英語を得意な生徒と、苦手な生徒との差が激しく、会話文を成立させる穴埋め問題で「8語以上」の長い語数条件の影響からか、完全な正解が1%にとどまり、無回答は22.5%になっています。
つまり、英語を嫌いでも、勉強したくないと思っても構いませんが、
しっかり学習しておかないと合格点を取ることはおろか、他の受験生と差が大きくなるのです!
だからこそ、「嫌いだから英語の勉強をしたくない!」「面倒だから下線部近くしか読みたくない!」という意識のままでは、受験でいい結果にはなりません!!
まずは、意識を改めることから始めて、少しずつ積極的に学習するようにしていきましょう!
さて、頑張って長文を読もうとしてはいるものの、読むのが遅く時間内に全部読むことができない という人についてですが、
このタイプの人に、「苦手と思うならば何か対策をしていますか?」と質問すると、
十中八九「何もしていません!」「何をすればいいかわかりません!」という答えが返ってきます。
それだといつまで経ってもできるようになりませんよね?!
そこで、私の考える対策として「教科書や、ワークの英文を何度も読む」を挙げておきます。
苦手の程度にもよりますが、1年生の教科書や、ワーク、プリントなどの簡単な英文を早く訳す練習をしてみてください。
その際には、part.1でお伝えしたように、きれいな日本語に訳そうとしなくて構いません。
意識するのは、早く読むことと、意味の通じる訳になっているかどうかです。
それを何度もくり返すことで、英文にも慣れて早く読むことができるようになるはずです。
1年生の教科書などでは、物足りなくなってくれば2年生、3年生のものをレベルに応じて使い分けてみてください。
ただし、教科書や、ワークの訳を定期考査などの際に完璧に覚えすぎていて、文を一目見ただけで日本語訳が頭に浮かんでくる場合は、
ご兄弟や、ご親戚で自分と違う教科書を使っている人がいれば借りてこの方法を試してみてください!
長々と説明してきましたが、以上が長文を読む上でのコツとなります。
生徒の状況や、レベル、志望校によって若干異なってきますし、学習において「これが絶対に正解!」というものはないので、試行錯誤しながら自分にあうものを見つけてみてください!
参考にしていただければ幸いです。